超音波検査室 >> まず、はじめに >> 自己紹介
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  ハンドルネーム           フーチー

  年齢                  40代

  性別                  男

  職業                  診療放射線技師です



はじめまして、管理人のフーチーと申します。


私は大学病院で、日々超音波検査に勤しんでいる診療放射線技師です。


初めて、超音波のプローブを握ったのは、1998年頃だったと思います。
最初に検査として覚えたのは上腹部の検査でした。


前もって、「上腹部の検査から覚えてもらうから」とは言われていたので
参考書を読みながら、知り合いの腹を借りてプローブの扱いに慣れることから始まりました。
日中は慣れている先輩の金魚のフンとして、1週間ほどなにもせずにただただ検査の流れを見ていました。


そして、2週間程した時に初めて患者様のお腹の写真を撮ることになったのです。
対象となる(不幸な?)患者様は2年ほど前から3カ月おきに定期的に超音波の検査を受けている方で
今までは、肝臓の嚢胞が指摘されているだけの方でした。
体型も検査しやすい感じだったので、私の被験者第1号に抜擢されたのでした。


もちろん、患者様に同意してもらって検査を始めるのですが、
気軽にプローブを当てていた知り合いのお腹のようにはいきません。
「肝、胆、膵、腎、脾とその周囲」を検査するのに、どのくらいの時間がかかったでしょうか?
あげくのはてに、私一人では見逃しがある可能性があるため、先輩にもう一度見直してもらうのです。


実際の検査時間はゆうに1時間を越えました。
最初は快く同意してくれた患者様も、検査が終わる頃になると不機嫌な顔をしているように見えました。
そりゃ、そうです。私がその患者様だったら、息を吸ったり吐いたり1時間、不機嫌にもなるってなモンです。


それから2〜3ヶ月程は、その繰り返し。
患者様によっては 「後で、違う人が見て確認するなら最初からその人に見てもらえば良かった」とか
「前回は10分くらいで終わったのに、今回は重大な病気でも見つかったのですか?」とか言われます。


私は超音波検査の難しさと自分の技術と知識の無さで頭が一杯になり、超音波検査が一番嫌いな時期でした。


しかし、4〜5ヶ月程経ってくると、さすがの私でも少しずつ慣れてきて
「異常が無かったり、簡単な症例の場合は先輩に見てもらわなくてもよい」という権利を先輩から頂きました。
もちろん、判らない症例があったり描出不良で判定できない時などは今まで通り先輩にお願いしました。


1年ほど経った頃には、上腹部のほかに下腹部、乳腺、甲状腺、頚部血管、下肢静脈、など
多くの検査ができるようになってきました。


しかし、今思えば、そこがようやくスタートラインなのでしょう。
検査方法をやっと理解しただけで、何か疾患を見つけたときの検査の進め方を
ひとつひとつ覚えていかなければならないからです。


超音波検査の最善の方法は、患者様によって違ってくるし、症例によっても違ってくる。
その時その時、最善の超音波検査を行う為には、膨大な知識と経験が必要なのだろう。
ということに気が付きました。


もちろん、現在も勉強中の身ですが
どこまでいっても、完璧というゴールは無いと思います。


きっと、超音波検査に携わっている限り、勉強の日々は続くのでしょう。
しかし今では、始めた頃と違い超音波検査が好きになってきています。


まだまだ勉強不足の私ではありますが、末永くよろしくお願いいたします。