超音波検査室 >> 検査の進め方 >> 超音波特有のサインと用語 >> Network pattern
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 正常例の画像
 実際の症例









 日本住血吸虫症 Schistosomiasis japonica では肝内部に高エコーの網目様パターンが認められ

この網目様パターンを Network pattern と呼び、非常に特徴的な超音波画像として有名です。



これは、日本住血吸虫症の病理学的特徴である pipestem fibrosis や septal fibrosis に起因しているといわれています。



網目の大きさは、おおよそ 1cm〜2cmくらいで繊維化だけでなく、その内部の多数の石灰化した虫卵も

この高エコーの線状エコーパターンに関与しています。


非常に印象的で特徴的なNetwork pattern ですが、

高度の例では 魚の鱗状、魚鱗状、= fish-scale pattern や亀甲状 とも呼ばれたりします。





代表例


     

 この画像は 日本住血吸虫症 症例1 で紹介している超音波画像です。


現在は、日本住血吸虫は日本に生息していない、という考え方が一般的で

海外の渡航暦の無い日本人は、日本住血吸虫症にはかからないと考えられています。

現在も、日本住血吸虫症の患者は存在しますが、以前に日本住血吸虫症にかかった慢性的な症例か

海外で感染した例だけと考えられます。


この理由により、日本住血吸虫症に出会う確立は非常に低いのですが

初めて見た時にビックリするくらいの印象を与える Network pattern の事を知っていれば

決して超音波検査での鑑別は難しくありません。



     ← ここをクリックすると ネットワークパターン を示している場所を画像で表示します。
          (左画像だけ表示されます)
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          点線部分が ネットワークパターン です。