超音波検査室 >> 検査の進め方 >> 超音波特有のサインと用語 >> Hump sign
 まず、はじめに
 超音波検査の基礎
 検査の進め方
    被験者への配慮
    疾患を見つけたとき
    腫瘤性病変を
          見つけたとき
    超音波特有の
          サインと用語
      Hump sign 
    検査報告書の作成   
 正常例の画像
 実際の症例









 ハンプ=Hump とは英語で「こぶ」のこと。

 つまり、「こぶ」のように出っ張っている状態の超音波所見をいうサインです。



 この「ハンプサイン」は主に肝臓の腫瘤性病変に対して用いられる言葉です。


 肝表面に限局性の目立った隆起や突起がある場合をいい、腫瘤の存在を表しています。


 超音波検査では、肝表面では原理上「多重反射」というアーチファクトが問題になります。


 そのアーチファクトのために、腫瘤の超音波所見が綺麗に描出されない場合も多いので

 そんな時にも、ハンプサインは役に立ちます。



 ハンプサインは、ある程度の硬さを持った腫瘤で観察されます。


 ハンプサインは、多くの肝の腫瘤性病変で観察されますが、

 基本的に肝海綿状血管腫、血管筋脂肪腫、脂肪腫、などでは観察されないとされています。

 しかし、稀に肝の場所によっては肝海綿状血管腫も ハンプサインを示すことがある

 ということが知られています。





代表例







 この画像は 結節型肝細胞癌 症例4 で紹介している結節型肝細胞癌の画像です。


この症例では、腫瘤性病変がはっきり描出されていますが、その腫瘤が正常の肝外側のラインを押し上げて
形状が変化しているのがわかると思います。

これがハンプサインです。

     ← ここをクリックすると ハンプサイン を示している場所を画像で表示します。
          もう一度クリックすると消えます。
          点線部分が ハンプサイン です。






代表例



 この画像は 転移性肝癌 腎細胞癌からの転移性肝腫瘍 症例1 で紹介している転移性肝癌の画像です。


 この転移性肝癌の場合はハンプサインを示していますが、肝辺縁だけではなく肝のS3周囲の形状全体が
 変化しています。


 このような場合も ハンプサイン と呼びます。


      ← ここをクリックすると ハンプサイン を示している場所を画像で表示します。
           もう一度クリックすると消えます。
           点線部分が ハンプサイン です。