超音波検査室 >> 検査の進め方 >> 超音波特有のサインと用語 >> Marginal strong echo
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 Marginal strong echo は肝血管腫での特徴を指す言葉です。

 内部が低エコーで描出されている肝血管腫の周囲が高エコーで観察されている場合、

 腫瘤辺縁に観察される高エコーの縁取りを指しています。

 このMarginal strong echo が観察されれば、ほぼ肝血管腫と断定する事ができますが、

 基本的に小さな肝血管腫では腫瘤全体が高エコーで描出される場合が多いこと、や

 大きく成長した肝血管腫では内部エコーが不均一に描出される事が多いこと、から

 肝血管腫であっても、Marginal strong echo が観察されない例もたくさん存在します。



 また、肝血管腫にはカメレオンサインという有名なサインもあります。

 はじめに観察した時には均一な高エコーを示す腫瘤性病変だったのに

 時間を置いて観察をすると、低エコーの腫瘤の周囲に高エコー帯が観察される、

 いわいるMarginal strong echo が観察される事もあります。






代表例









この画像は、肝血管腫 症例4 で紹介している超音波画像です。


肝のS2とS3の間あたりに、肝よりもエコーレベルの低い腫瘤性病変が観察されています。

そして、その腫瘤の周囲にだけ観察されるエコーレベルの高いエコー帯も観察されます。

典型的な肝血管腫のMarginal strong echo といえる超音波画像です。




     ← ここをクリックすると マージナルストロングエコー を示している場所を画像で表示します。
          (左画像だけ表示されます)
          もう一度クリックすると消えます。
          点線部分が マージナルストロングエコー です。






代表例









 この画像も肝血管腫の典型的といってもよい Marginal strong echo の超音波画像です。

 先ほどの症例と写し出されている場所は違いますが、ほぼ同じような特徴が描出されています。



 このように、肝血管腫のMarginal strong echo が観察される場合は、

 腫瘤を発見するのも、腫瘤を鑑別するのも比較的容易といえると思います。

 このMarginal strong echoを見つけたら、 時間をかけることなく鑑別していく事が可能になってきます。




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           点線部分が マージナルストロングエコー です。