超音波検査室 >> 検査の進め方 >> 超音波特有のサインと用語 >> Mesh pattern
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 メッシュパターンは、B型肝炎から肝硬変に移行した例の特徴的な超音波所見に対して用いられる用語です。



 B型の肝硬変では、肝臓の全体像は比較的整った形状を示しますが、

肝実質エコーは明らかに粗く、不整で、

よく観察すると 5〜10mm前後のサイズの結節が多数集族しているように観察されることが多いです。

言い方を変えると、5〜10mm前後のサイズの低エコー斑が全体にわたり密に観察されることが多いのです。

その結節間には小網目状のエコーが目立つのが特徴といえます。

このB型肝硬変に特徴的な超音波所見を Mesh pattern と呼びます。



他の肝炎ウイルスから引き起こされた肝硬変や、アルコール性肝硬変では

このような肝実質の変化はほぼ起こらないとされていますので、特徴的なはっきりとした Mesh pattern を

観察することができたら、超音波画像のみでもB型肝硬変を疑う事ができるのです。







代表例



この症例は典型的な Mesh pattern を示している症例です。

もちろん、B型肝炎から肝硬変への移行例です。


肝実質は非常に粗く描出され、小結節が多く存在しているようにも観察されます。

非常に特徴的なので、プローブをあてて初めて観察すると少し驚いてしまうかもしれません。

ここまではっきり観察される Mesh pattern では、慣れている人が観察すると

B型肝硬変を疑うのも難しくないと思います。








代表例


 この症例もB型肝硬変の症例ですが、上で紹介している症例とほとんど同じに見えるかもしれません。

上の画像も下の画像も、同じ肋間操作で同じような場所を観察している超音波画像で

しかも Mesh pattern が観察されているので、ほとんど同じ画像のように観察されています。

よくよく比較してみると、上の画像の方がはっきりとした Mesh pattern といえますが、

この程度でも立派な Mesh pattern といえるでしょう。