超音波検査室 >> 検査の進め方 >> 検査報告書の作成
 まず、はじめに
 超音波検査の基礎
 検査の進め方
    被験者への配慮
    疾患を見つけたとき
    腫瘤性病変を
          見つけたとき
    超音波特有の
          サインと用語
    検査報告書の作成   
 正常例の画像
 実際の症例


超音波の達人への近道
それは自分の本を持つ事


腹部関連の本
頚部関連の本
乳腺関連の本
心臓関連の本







 現在では超音波検査が終了した後に、検者が超音波検査報告書を作成するのが一般的です。



以前は、施設によって検査技師などが超音波検査を行った後の画像を見て
主治医や放射線科医が読影をするケースもあったようです。



しかし、やはり超音波検査は検査をしている最中の方が多くの情報を得る事ができるので
検者が一番状況を把握しているのです。



超音波検査報告書はそういった意味で、検者と診断医の別々の署名欄を設けるべきだと考えられます。



最近では、電子カルテなどの病院内の「LAN」の環境により
それぞれのシステム内の報告書に記入すれば良い、という形も多くなったようです。



検査報告書の書式は施設によって異なりますが、主に必要な内容は決まっていますので
その内容を、正確に主治医などに伝える事ができれば良いのです。




 検査報告書に記入する必要な内容


      患者情報

            通常、依頼元が記入する。 ID、依頼科、患者様の名前、年齢、性別、依頼科医氏名
            などの基本情報。


      臨床所見、検査目的

            依頼医によって記入される。超音波検査に至った経緯や疑っている疾患名、
            否定したい疾患名などの、必要な情報が提供される。


      検査所見

            検者によって記入される。超音波検査を実際に行って得られた情報を記入する。
            検査上、特定の疾患に絞る、あるいは否定する事ができれば
            その具体名も記入する。

      診断

            診断医によって記入される。超音波検査によって推定される診断名を記入する。
            必要に応じて、他の検査や治療方針が記入される場合もある。


      署名

            検査結果に責任を持つ為に、検査を担当した検者と診断医の欄に署名する。



            この内容の中で、検者にとって最も重要な記入内容が「検査所見」になります。
                          「検査所見」では簡潔に次のような項目について記入します。


 検査所見に記入する必要な内容


      異常所見の有無・・・・・・存在診断、疾患があるのかないのか

      病変の位置   ・・・・・・病変があった場合、それがどこの位置にあるのか

      病変の大きさ  ・・・・・・大きさを計測できる疾患であれば、その最大経など

      病変の性情   ・・・・・・超音波上、どのような性質、性情を示すのか

      推定診断     ・・・・・・最終的に超音波検査で疑われる疾患は何であるか




 超音波検査の報告書は一人の被験者に対して1枚作成されます。(当たり前ですが・・・・)
その為、報告書の作成に時間がかからないというのも、重要なポイントになります。



時間をかけない為に、あらかじめシェーマや臓器ごとのチェックポイントを記載した超音波検査報告書
を作っておくことも良いでしょう。



文章を簡潔明瞭に書ければ良いのですが、これがなかなか難しい。
検者にとってこの報告書も一つの腕の見せ所です。
(ちなみに、私のレポートは、くどくど書いて簡潔明瞭とは程遠いような気がします・・・)



必要のない情報などをだらだらと書き綴り、(私のように)読みにくい報告書を作らないように
がんばりましょう。