超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 肝臓
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 19歳 女性


 全身状態が悪く全体的に息止めが困難で、きれいな画像が描出できていません。
 つっても、この症例は私が撮影したんじゃないんですけどね。



 全身倦怠感で受診されたこの患者様は血液検査で肝機能障害を指摘され
 超音波検査を施行する事になり、得られたのが下の画像です。




  肝実質は軽度のエコーレベルの低下を認め、脈管の末梢の周囲に高エコーが認められ
  通常の肝で得られる画像よりも、末梢の血管が目立っているのがわかります。



  また、門脈周囲にも淡い高エコーの領域を認めています。



  ここで画像は紹介していませんが、肝右葉の縦径が142mmと肝腫大も認められました。





  胆嚢壁は著明に肥厚し、内腔は狭小化しています。



  脾臓は、プローブを当てただけでわかる程の脾腫が認められます。
  (年齢が19歳と若いので、もともと脾臓は大きい事は予想されますが)



 



  ちょっと判りづらいのですが、肝門部にリンパ節の腫大が認められます。



  年齢が若くて肝機能障害が認められたので、臨床から予想される疾患は限定しやすく
  超音波画像も典型的な画像が得られた「急性肝炎」の典型的な例であると思います。