超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 肝臓
 まず、はじめに
 超音波検査の基礎
 検査の進め方
 正常例の画像
 実際の症例
   上腹部領域
       肝臓
       胆嚢
       膵臓
       腎臓
       脾臓
       その他
   下腹部領域
   乳腺領域
   頚部領域
   四肢領域





  


 51歳 男性



  肝S4区域に高エコーを示す領域が認められます。

  一見、腫瘤性病変にも観察されますが、境界があまりに不明瞭で形状も不整を示します。

  肝血管腫などの腫瘤性病変も考慮しましたが、実際にリアルタイムで観察すると、

  正常肝実質と高エコー領域の境界で徐々にエコーレベルが変化している事、全体が把握できると形状が

  あまりに不整である事、などから腫瘤性病変は否定的であると考えられました。

  他の肝区域には写真にあるような高エコー領域は認められず、腫瘤性病変でなければ

  限局性脂肪沈着による高エコー領域( focal fatty area )と考えました。

  今回CT画像を載せていませんが、超音波検査で発見されたS4の高エコー領域に対して、

  腫瘤性病変の否定目的で行われたCT画像ではUS画像に対応した部位に、境界不明瞭で淡く

  CT値の低い領域が認められ、造影画像でも特異的な画像は得られていませんでした。