超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 肝臓
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  26歳 男性

 この患者様はお医者様です。
 研修医の彼は、超音波検査を勉強しようと当病院で行っている勉強会に参加しました。


 勉強会の後に、じゃぁ実際にプローブを持ってお互いのお腹を見てみましょう、と
 被験者役をやったところ、高エコーの腫瘤が見つかり、患者として超音波検査を受ける事になりました。
 

  





  日を改めて、正式に腹部超音波検査をすると、
  まず、左画像で

  肝の S8 に高エコー腫瘤が2つ写っています。


                             ⇒ 















    


  右画像では S7 に高エコー腫瘤が写っています。

                             ⇒ 

( 下大静脈から連続して肝静脈が偶然
       写し出されていますが、
           これは右肝静脈ではありません。
     
 副肝静脈といって、4本目の肝静脈で約3%の人が
                 持っている正常血管です。 )





      









 更に走査を進めると
 
 左画像で 肝S5 に高エコー腫瘤が認められます。

                             ⇒ 



















  さらに、右画像では

   肝S3 に高エコー腫瘤が認められます。

                             ⇒ 










  合計5個の高エコー腫瘤が見つかったわけですが、いずれの腫瘤も同じような所見で描出されます。
  高エコーで、内部は比較的均一、境界は明瞭で腫瘤に皮膜らしきものは観察されず、
  多発的に存在する肝血管腫と考えました。