超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 肝臓
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   76歳 女性


 以前より心筋梗塞にて加療されている患者様です。
 血液検査で肝機能の異常を指摘され、スクリーニング目的で上腹部超音波検査が行われました。




 肝臓を検査していると、すぐに肝実質内の高エコー病変に気が付きます。
 高エコー病変は1cm程度の大きさで音響陰影をともなっており、肝内結石が疑われる所見ですが
 肝内胆管の拡張は認めず、これだけでは肝実質の石灰化との鑑別は困難です。




 少しプローブの角度を変えて観察すると、肝内結石が疑われる高エコー病変は複数観察されます。
 しかも右上の画像では、高エコー病変と高エコー病変の間に細い管腔構造が描出されていて
 一つの肝内胆管内に複数の結石が存在しているように観察されています。


 この肝内胆管と思われる管腔構造物により、肝石灰化よりも肝内結石を疑う所見と考えられます。