超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 肝臓
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 36歳 男性

 左肋弓下走査で得られた画像です。


 門脈左外側下区域枝 (P3) の先に無エコーで描出される
 類円形の腫瘤が認められます。



 境界は非常に明瞭で、後方エコーは増強し
 側方エコーも認められています。



 肝嚢胞の典型的な画像で、
 肝S3の肝嚢胞です。






 40歳 女性

肋間走査で得られた画像です。



門脈右前上区域枝(P8)と門脈右前下区域枝 (P5)
の分枝が明瞭に描出されています。



門脈右前上区域枝 (P8) に沿った場所に腫瘤が
描出されています。




後方エコーは、明瞭に観察されませんが、腫瘤内は無エコーで描出され、肝S8の肝嚢胞と考えました。





 51歳 男性


 右肋弓下走査で得られた画像です。



 下大静脈につながる中肝静脈、左肝静脈が描出され
 右肝静脈は起始部だけが観察されています。



 右肝静脈の走行方向に、無エコーで後方エコーを伴う
 腫瘤が描出されています。


 S8の肝嚢胞と考えました。






 48歳 男性



 ベースに脂肪肝のある患者様の画像です。



 肝S5に低エコーで描出される腫瘤が認められます。
 嚢胞は通常無エコーで描出されるものですが、脂肪肝などがベースにある症例では、
 超音波の散乱により、無エコーのものが無エコーで描出されなくなります。
 その為、嚢胞であるにも関わらず、低エコーで描出されています。