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 61歳 男性



  肝内結石による手術歴のある患者様です。
 肝内結石再発チェック目的で腹部超音波検査が施行されました。






 肝内のほぼ全域の肝内胆管に沿って、連続する高エコー陰影を認めます。
 多重反射を伴って観察され、胆道気腫を疑うのは難しくありません。



 ここで問題になるのは、肝内結石の再発の有無です。
 肝内結石は、しばしば再発する疾患ですので定期的な経過観察が行われますが
 この患者様のように胆道気腫を伴っている例では、胆道気腫の高エコー陰影により
 肝内結石が存在していても非常に観察しづらいのが予想されます。



 この患者様の場合は明らかな肝内結石の再発は指摘できませんでしたが
 肝全域に胆道気腫が観察されているので、その胆道気腫にまぎれて肝内結石が存在しているかどうか、
 入念に検査をする必要があります。