超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 肝臓
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 70歳 男性





 この症例では、日本住血吸虫症としての特徴的な所見、
 すなわち、肝の凹凸や、網目状の肝実質、などは観察されていません。



 よくよく、目を凝らして観察すると、右上の画像ではnetwork-patern のようにも観察されますが・・・



 肝実質は不均一で、びまん性に進行している何らかの疾患が疑われましたが
 肝機能も特に異常なく、他の肝臓疾患も否定的でしばらく確定診断がつかない状態だった症例です。



 以前、20年間程、山梨に住んでいたことがあるそうで、鑑別診断に日本住血吸虫症があげられていましたが
 この超音波検査後、当院に来なくなったのでこの先の変化は、どうなったかわかりません。



 しかし、臨床面からも超音波画像からも、いろいろな角度から検討した結果
 確定診断はついていませんでしたが、ほぼ日本住血吸虫症で間違いない、とのことでした。



 症例1に比べると、特徴的な超音波所見は観察されていませんが
 これは、この疾患にかかってから、まだそれ程時間が経っていない為ではないか?と考えられました。