超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 胆嚢
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  63歳 女性


 夕食後から腹痛を感じていたが、そのままその日は寝たそうですが、
 朝になっても腹痛は治まっておらず、腹痛はだんだん強くなってくるので、当院の外科外来を受信された患者様です。




 一目でわかるくらい胆嚢は腫大し、緊満しているように観察されています。
 胆嚢内に debris は観察されませんが、胆泥と胆嚢結石がまとまっているのが明瞭に描出されています。




胆嚢壁は全周性に著明に肥厚(約5,6mm)し、sonolucentlayer も明瞭に観察されています。


肝外胆管を観察してみると、約6.6mmと明らかな拡張は認められず、炎症や胆管内の胆泥といった
異常所見も認められませんでした。


そこで、胆嚢頚部、もしくは胆嚢管にカン頓した胆嚢結石がある! と思い、詳しく観察しましたが
カン頓した胆嚢結石は描出できませんでした。


この症例は次の日に手術となり、その結果を見るとやはり胆嚢管にカン頓した結石があったようです。
術後の病理では、胆嚢腺筋腫症も指摘されていました。