超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 胆嚢
 まず、はじめに
 超音波検査の基礎
 検査の進め方
 正常例の画像
 実際の症例
   上腹部領域
       肝臓
       胆嚢
       膵臓
       腎臓
       脾臓
       その他
   下腹部領域
   乳腺領域
   頚部領域
   四肢領域





  


  71歳 男性



 ベースに脂肪肝が認められます。



 胆嚢を走査すると複数の胆石が認められ、はじめはこの中に胆嚢ポリープが無いか確認していて
 胆嚢底部の異常に気が付きました。



 胆嚢底部で低エコー領域が認められ、胆嚢腺筋腫症を一番に疑いましたが、
 エコーレベルが低い事と胆嚢壁の外側が連続して観察されない事、低エコー部の辺縁が不整に観察される事から
 胆嚢癌は否定できませんでした。





  左側臥位にして観察をすると、
  胆嚢壁から小さな comet like echo が確認され、低エコー部の内側のラインも比較的きれいに観察されました。
  音響陰影は胆石からでていると考えられます。
  また、胆嚢壁の肥厚部のエコーレベルが低く観察されるのは、肝臓が通常のエコーレベルではなく
  脂肪肝により高エコーで描出されているので、比較すると低く観察されるのだと考えました。



  以上の所見から胆石を併発した底部型 fundal type の胆嚢腺筋腫症と考えられました。