超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 膵臓
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  50歳 女性


  前日の睡眠中に、上腹部痛が発症した患者様です。
 朝になっても上腹部痛が軽快しない為、当院の外来を受診された患者様です。


 当日緊急で腹部超音波検査を行うことになり、その検査内容は「上腹部痛精査目的」でした。





 最初にちょっと見ただけで、すぐに「膵臓がおかしい!」ってことに気が付きました。


膵臓が著明に腫大しています。 画像にもあるように膵頭部で約39mm、膵体部で約29mm、膵尾部で約42mm
膵尾部が一番大きいということで、間違いなく膵臓に異常があると考えられます。


膵実質は著明にエコーレベルが低下し、軽度ですが辺縁に凹凸も観察されています。





 また、モリソン窩や脾周囲、腎周囲などに明らかな液体貯留は認められませんでしたが、
肝右葉下面に沿うように、液体貯留が認められ膵臓の滲出液による変化が疑われました。


その他、上腹部に明らかな異常所見は認められませんでしたが、明らかな急性膵炎の超音波画像だと思います。