超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 腎臓
 まず、はじめに
 超音波検査の基礎
 検査の進め方
 正常例の画像
 実際の症例
   上腹部領域
       肝臓
       胆嚢
       膵臓
       腎臓
       脾臓
       その他
   下腹部領域
   乳腺領域
   頚部領域
   四肢領域












   エコーレベルの高い腫瘤像として描出され、類円形を示す場合が多い。


   腫瘤周囲のエコー帯は認められない。


   腫瘤の後方エコーが増強する場合があり、特徴的な所見である。


   血管筋脂肪腫の経過中に出血することがあり、腰痛や背部痛を訴えるときがある。
     過去に出血を伴う例では、腫瘤内部で不均一に描出される部分を含む。






  腎血管筋脂肪腫はその名の元になっている、血管、平滑筋、脂肪により組成される過誤腫である。



  基本的に腫瘤は類円形を示し、腫瘤周囲エコー帯は持たず、後方エコーが増強する特徴的な所見を示す。
  4~5cmを超えない大きさでは高エコーを示す場合が多いが、腫瘤の大きさがそれ以上になると
  必ずしも高エコー像として描出されない場合があり、形状は必ずしも類円形ではない。



  腎血管筋脂肪腫の中では、組成成分で脂肪組織が少ない場合もあり、その時の超音波像は
  通常の腎血管筋脂肪腫と比べてエコーレベルは低下し、腎細胞癌との鑑別が必要になる。
  腎血管脂肪腫は自然破裂により出血しやすいという特徴を持っており、その時自覚症状として
  腰痛や背部痛を訴える時がある。



  典型的な腎血管筋脂肪腫の像が描出されなかったり、大きな腎欠陥筋脂肪腫の場合混合エコーで描出され
  腎細胞癌との鑑別が重要になる。