超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 腎臓
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  64歳 男性



  以前より糖尿病と診断され、当院にて加療していた患者様です。
 糖尿病の生活指導教育入院され、スクリーニング目的で腹部超音波検査が施行されました。



 肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、等には明らかな異常所見は認めませんでしたが
 腎臓を走査すると、以下のような画像が得られました。






 肝臓を走査しているときから気になっていましたが、
腎皮質のエコーレベルが高く、肝腎コントラストの逆転を認めています。


肝臓実質のエコーレベルより腎皮質のエコーレベルの方が高い場合は、腎に何らかの異常があると
考えて間違いありません。


この患者様の場合、
両側ともに腎の超音波所見は同様に観察され、
腎皮質のエコーレベルの上昇を認めますが、腎自体の大きさは正常範囲内で
腎皮質の菲薄化や、腎自体の不明瞭化などの異常所見も認められていません。


ベースに糖尿病があることが事前にわかっていましたので、糖尿病性腎症による超音波所見と
判断するのは容易でした。