超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 腎臓
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 44歳 男性



 この患者様は脂肪肝を併発した肝炎の為に外来にかかっており、肝臓の超音波検査を受け
 上のような画像が得られました。
 今までの検査で泌尿器には異常は指摘されておらず、また自覚症状も無かったようです。


 右腎の上極に無エコーを示す腫瘤性病変が認められます。

 腫瘤の境界は明瞭で内部は均一な無エコーを示しているので、嚢胞が疑われますが
 左の画像だけでは、単純腎嚢胞、傍腎盂嚢胞、腎杯憩室(腎杯原生嚢胞)のいずれかは判定不能です。

 しかし、少し角度を変えると右のような画像が得られました。
 嚢胞内に小さな高エコーが認められ、その後方には comet-like-echo が認められます。
 嚢胞内に結石が存在する腎杯憩室、すなわち腎杯憩室内結石が疑われました。