超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 腎臓
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 49歳 女性




 産婦人科で別の疾患で検査をしたところ、尿潜血が認められ超音波検査を受けられた患者様です。



 右腎を観察すると、5mm弱の腎結石が1つ認められました。
 結石の形状は不整形でカルシウム結石が疑われ、腎盂、腎杯、尿管の拡張は認められませんでした。







 一方、左腎を観察すると、左腎下極に右腎で観察された結石と類似した結石が認められました。
 こちらも、カルシウム結石が疑われました。



 左腎では腎盂、腎杯、尿管の拡張が認められ、尿管を同定しながら下方に観察を進めると
 尿管膀胱移行部でようやく一つの結石を見つけました。



 拡張した尿管の内部に結石が認められますので、この結石はかん頓して尿管の拡張になっている結石ではなく
 この結石と膀胱入口部までの間にかん頓している結石があると考えました。
 ところが、いくら細かく観察をしても結石は認められませんでした。
 何度観察しても結石は認められず、尿溜めをしていた患者様が辛いと言い出したので検査を終了しました。



 この時点で他の画像関係の検査は受けておらず、他の結石の存在は明らかではありません。