超音波検査室 >> 実際の症例 >> 上腹部領域 >> 腎臓
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 78歳 男性




 別の疾患で入院中の患者様で、バルーン(導尿管)を挿入中の患者様です。
 尿検査、血液検査で膀胱炎が疑われ超音波検査を行いました。
 バルーンをクランプして膀胱内に尿量が充分になったと思われる約2時間後に検査が行われました。



 左右腎臓、尿管に異常所見は認められませんでした。



 膀胱内を観察すると、音響陰影を伴う結石と思われる高エコー像が確認されました。
 仰臥位では結石は膀胱のやや右側に位置していますが、左側臥位にしてみると結石の移動を認め
 膀胱のほぼ中央部にまで落ちてきていることがわかります。







 結石は膀胱内に一つしか認められず、膀胱壁の肥厚やエコーレベルの異常など
 膀胱炎を示唆する所見は超音波検査上では認められませんでした。
 膀胱内結石は膀胱炎等の炎症により大きくなる傾向があるため、
 結石の存在から、その背景に膀胱炎を疑った症例です。