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 45歳 女性





  右膨隆部に気が付いて外来を受診された患者様です。
  数ヶ月前から右鼠径ぶの膨隆が気になってはいたが、手で押さえているうちに膨隆がなくなるので
  しばらく、病院には来なかったそうです。
  しかし、時間が経つにつれだんだん膨隆が収まらなくなって心配になって外来に来たそうです。



  検査前に話を聞いている時、患者様は立って患部を見せてくれてその時に右鼠径部に膨隆を認めました。
  ベットに寝てもらい検査を始めると、膨隆ははっきりせず、プローブをあててもなにも異常は認められません。
  そこで、もう一度患者様に立っていただき、右鼠径部にプローブをあてると上の画像が得られました。



  腹腔から連続して腹腔外に連続する構造物が認められ、脂肪層を貫いて表皮直下まで観察されます。



  連続する構造物には層構造が認められ、リアルタイムで観察していると蠕動運動も確認できました。
  空気の存在は確認できませんでしたが、内容物の動きも観察され腸管と判断しました。



  あまりうまく血流信号はひろえてないので、ドップラー画像は載せていません。
  患者様が臥位になった時にヘルニアが確認できないので、崁頓はしていない鼠径ヘルニアと判断しました。