超音波検査室 >> 実際の症例 >> 下腹部領域 >> その他
 まず、はじめに
 超音波検査の基礎
 検査の進め方
 正常例の画像
 実際の症例
   上腹部領域
   下腹部領域
       腸管
       膀胱
       前立腺精嚢腺
       子宮卵巣
       その他
   乳腺領域
   頚部領域
   四肢領域












   分類としては鼠径ヘルニアの一種で、女児の生後に消失しなかった腹膜鞘状突起内に
                           ヘルニアが認められ、その滑脱臓器が卵巣である。


   子宮が患側に向かって変位することがある。また稀ではあるが、卵巣と同時に子宮も
                                         滑脱臓器になる事がある。


   Bモード上でヘルニアの内容物が腫瘤様(卵巣)に観察され、同時に卵胞が確認できる。



    ドップラーで腹腔内より流入する卵巣動脈、卵巣静脈の信号を得られる。





  女児の鼠径ヘルニアのうち、ヘルニア臓器(滑脱臓器)として卵巣、卵管が認められるものをいう。



  女児の鼠径ヘルニアの検査中にヘルニアの内容が腸管や大網ではない場合、そのほとんどが
  卵巣滑脱ヘルニアである。



  生後に消失するはずの壁側腹膜の突起(腹膜鞘状突起)が生後に消失せず、腹圧などによって
  卵巣が腹膜鞘状突起内に滑脱する。また、腹圧によって卵巣が出入りするような動きをする場合が多い。



  ヘルニア臓器が卵巣である場合、ヘルニア臓器に卵胞が認められ、ドップラー検査で
  腹腔から連続する卵巣動脈、卵巣静脈の血流信号を得る事ができる。



  非常に稀ではあるが、滑脱臓器として卵巣と同時に子宮も滑脱する場合がある。



  また稀ではあるが左右両側に卵巣滑脱ヘルニアが認められる事もあり、患側だけではなく
  反対側も確認する。





    卵巣滑脱ヘルニアの典型例

    両側性の卵巣滑脱ヘルニア