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   乳房や胸郭前璧に見られる静脈炎に伴い、細長い脈管構造として描出される。


   描出される脈管構造の周囲は高エコーを示す事が多い。



   モンドール病は皮下に腺状の硬結が触れる事が多いが、触診の印象と違い
                                   内腔は細く描出される事が多い。






  モンドール病は乳房または胸郭前璧に見られる表在性の静脈炎をいい、
 フランスの外科医モンドールにより記されている。



 中年以後の女性に多く見られる亜急性皮下静脈炎で、原因は不明であるが胸部の外傷が誘引として
 しばしば指摘される。



 臨床上は数週間で自然寛解し、湿布などの対処療法のみで治癒するケースが多い。
 痛みを伴う部位に触診で線状の硬結が触れる場合が多く、静脈炎が存在すれば触診で予想が立てられる。



 超音波検査では、痛みを伴う線状の硬結の部位に一致する皮膚直下の細長い脈管構造が観察される。
 静脈炎が寛解してしまうケースも少なくなく、その場合は痛みがあった部位の皮下を中心として広く観察すると
 壁肥厚を伴った静脈の管腔構造が観察される場合がある。



 モンドール病は静脈炎の一種なので、描出された脈管の周囲は炎症により高エコーで描出される事が多い。
 皮下に線状の硬結が触れる場合でも、超音波画像下では内腔は明瞭な脈管として描出されない事もあり
 皮下を中心に詳細に観察をすることが重要になる。





    比較的容易に描出されたモンドール病

    症例1と同様に典型例を示したモンドール病