超音波検査室 >> 実際の症例 >> 乳腺領域 >> 乳腺
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   形状は円形ないしは楕円形を示す。


   通常内部エコーは無エコーで後方エコーは増強する。
    内溶液の粘稠度の高いものでは、内部エコーは低エコーで描出され、
    後方エコーは認められないか、減衰する。


   境界は明瞭、辺縁は平滑に観察され、側方エコーも観察される事が多い。





  乳腺の末端、つまり終末乳管である小葉の出口がなんらかの原因で詰まると
  小葉からの分泌物により内圧が上昇しながら、小葉内に貯留する。



  これが嚢胞で、いくつかの細乳管が拡張しまとまっていくことで、次第に大きな嚢胞に成長すると考えられている。



  乳腺内で無エコーに描出されるのは、嚢胞か拡張した乳管であるが、
  その形状を観察することによって、この2つは容易に鑑別する事ができる。



  嚢胞内容物は通常、粘稠度が低く超音波検査では無エコーで観察されるが
  稀に、内容物の粘稠度が高い場合、もしくは内容物が血性である場合は低エコーで観察される。



  この場合、嚢胞の中でも濃縮嚢胞という。



  また、嚢胞壁に石灰化と伴う例も少なくなく、その場合は嚢胞壁の石灰化からの音響因縁によって
  嚢胞の内部エコーが無エコーで観察されず、他の腫瘤との鑑別が難しくなるが、
  腫瘤の形状、後方エコーの存在から嚢胞を予測する事ができる。



  嚢胞は組織学的に乳腺症の部分像であるが、臨床的に明らかな腫瘤に対しては嚢胞と呼ぶ。



  嚢胞は平面平滑で、腫瘤の中では比較的可動性を有する腫瘤として観察され
  しばしば多発する。




    いろいろな乳腺内嚢胞