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 33歳 女性

                
  腫瘤は類円形で、境界明瞭、内部は無エコー



  ちょっと判りづらいのですが
  後方エコーは増強し、側方エコーも認めます。



  嚢胞の典型例です。












 42歳 女性



  後方エコー、側方エコーは認められませんが、
  内部は無エコーで描出され、境界明瞭、形状は類円形で
  これも、嚢胞の典型像です。



  恐らく、腫瘤が類円形である為、縦径が短くなり
  その影響で後方エコーの増強が観察されなかった
  と考えられます。












 48歳 女性



 内部は無エコー、境界明瞭、後方エコーは増強しているが、形状が不整形の嚢胞です。







 55歳 女性



 非常に巨大な嚢胞の為、形状は扁平で圧迫の仕方によって形状の変化が認められます。
 それ以外は小さい嚢胞と変わりはありません。







 34歳 女性



 一つ前の症例のように非常に大きい嚢胞ですが、内部に無数の点状エコーが認められています。
 嚢胞内容液が混濁している場合は、このように内部エコーが観察されます。



 体位変換やプローブで圧迫を加えたときに、内部の点状エコーが流動する様子がリアルタイムで
 観察できることがあります。







 61歳 女性



 腫瘤周囲は円形で高エコーに観察されています。 また、その高エコーによって音響陰影を伴っているので
 この高エコーは石灰化であることがわかります。



 通常の嚢胞に比べたら鑑別は難しいですが、内腔が無く外縁だけに高エコーが認められること、
 形状が円形であることから、壁が石灰化している嚢胞が疑われます。



 マンモグラフィーで典型的な中心部透亮性の粗大石灰化として描出されるタイプの嚢胞です。







 40歳 女性



 形状は円形、境界は明瞭ですが、内部は低エコーで観察され、後方エコーが減弱しています。
 他の腫瘤でこのように綺麗な円形を示す腫瘤はあまりなく、ドップラーによる血流信号も認められないので
 積極的に濃縮嚢胞を疑います。



 しかし、稀に扁平であったり不整形を示す濃縮嚢胞もあり
 その場合は、悪性腫瘍との鑑別が困難な場合もあります。