超音波検査室 >> 実際の症例 >> 乳腺領域 >> 乳腺
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 44歳 女性


  他院にて乳腺症として Follow up されていた患者様です。
 転居したため、Follow していた病院から紹介状をもらい、当院の外来を受診されました。




 左乳房2~3時方向に約20×12×18mmの腫瘤性病変が観察されています。
 境界は明瞭、辺縁平滑、形状は卵型で描出され、内部は不均一に描出されています。
 腫瘤内部は低エコー領域と乳腺実質と同等の高エコー領域が混在しており、
 カラードップラーで腫瘤内の異常な血流信号は描出されていません。


 腫瘤には明瞭な被膜と思われる境界部が観察され、過誤腫と鑑別するのは難しくないと思います。
 腫瘤内部の陰影は不均一ながらも、高エコー領域が多く存在しているため
 腫瘤内の高エコー領域と、乳腺実質の高エコー領域に挟まれた被膜が観察されやすく
 被膜として明瞭に観察されたのだと思います。


 この方は、乳腺症の経過観察として6ヶ月に一度の超音波検査を続けており
 2年後の検査でも、この過誤腫が疑われる病変に変化は認めていません。