超音波検査室 >> 実際の症例 >> 乳腺領域 >> 乳腺
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   炎症の為、著明な皮膚の肥厚を認め、そのエコーレベルは低下する。


   皮下脂肪組織は炎症の為にエコーレベルの上昇が認められ、
    乳腺との境界も見られなくなる事もしばしばある。


   乳腺部は不明瞭な低エコー像として描出され、乳腺深部では音響陰影を伴う場合もある。





  炎症性乳癌は疾患名ではなく、乳房の広範囲、もしくは全域に認められる発赤、腫脹、疼痛などを認める
  状態に対する臨床診断名であり、その組織型の80%以上は硬癌である。



  乳房の広範囲の炎症に伴い、皮膚の著明な肥厚とエコーレベルの低下が認められ
  脂肪組織はエコーレベルが上昇し、その構造は正常に観察されないことが多い。



  乳腺自体は不均一な低エコーを示し、音響陰影を伴う場合も少なくなく
  症例によっては充分な乳腺内の観察が困難な場合も多い。



  乳腺内の充分な観察は困難なケースも多いが、乳腺内に存在する浸潤性の病変を描出できれば
  超音波上は炎症性乳癌が疑われる。



  鑑別診断としては乳腺炎が上げられる。
  外傷や感染などによっても、乳房の発赤や腫脹、エコー上の皮膚の腫脹や脂肪組織のエコーレベルの上昇等が
  認められる為、浸潤性の病変の描出が重要になってくる。





    硬癌由来の炎症性乳癌