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 48歳 女性






  左乳房に「しこり」を自己発見して、外来を受診された患者様の超音波画像です。



  検査前に実際に「しこり」を触らせてもらうと、不整形の印象をもつ「しこり」がはっきりと触れました。



  超音波画像上では
  腫瘤は13×11.5×8mm程の大きさで DW ratio は0.62 
  腫瘤は不整形を示し、分画しているようにも観察されました。
  境界は不明瞭、内部は不均一な低エコーレベルで描出され、乳腺前方境界線は一部で断裂し
  脂肪組織への浸潤が認められます。



  大胸筋との分離は容易に認められ、筋膜への浸潤は認められませんでした。







  汚い画像ですみません。
  リンパ節をチェックしていて、腋窩リンパ節 レベル Ⅰ で上のような画像が認められました。



  10mm程に腫大したリンパ節が認められます。
  形状はやや縦長ですが、扁平な形として描出され、リンパ節門も観察されます。
  しかし、同じ右側に浸潤癌が存在する事、リンパ節の実質のエコーレベルが非常に低い事から
  リンパ節への転移も十分に考えられると思いました。



  超音波検査後に行われたCTとMRの画像です。






  後に手術が行われ、術後の病理組織診断で「浸潤性小葉癌」と記載されていました。