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 60歳 女性


 3年前、左乳癌の為、左乳房を部分切除されている患者様です。
 今回は、再発がないかどうかのチェックで半年ぶりの乳腺超音波検査を受けられています。



 左の残存する乳房、乳腺所属リンパ節には以上は認められませんでしたが
 右の乳房内、B領域、5時の方向に腫瘤が認められます。



 大きさは約25×28×16mm、D/W ratio = 0.57 、
 境界は不明瞭で内部に複数の石灰化が認められます。
 ドップラーでは明らかな血流信号は認められず、DCISを疑いました。



 術後の病理組織診断では、基底膜外への浸潤が認められた「乳頭腺管癌」でした。



 さらに、この患者様は乳腺の超音波検査後に、腹部の転移検索目的で腹部の超音波検査を受けられていますが、
 その時、肝臓に転移が認められました。



 この小さな乳頭腺管癌からの転移とは考えにくく、
 恐らく、以前に手術した乳癌からの転移ではないかな、と思います。
 (以前のカルテを参照する事ができず、左乳癌の組織型はわかりません)



 この患者様の転移は「転移性肝腫瘍」、乳癌からの転移性腫瘍、症例1で紹介しています。