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 69歳 女性


  自己触診で硬結を見つけて外来を受診した患者様です。
  実際に触らせてもらうと、確かに「しこり」が触れ、そこにプローブをあてました。




一目見ただけで悪性腫瘍とわかる
                  画像が得られました。



腫瘍は不整形、内部は低エコーで描出されています。
D/W ratio = 1.05でした。



明らかな乳腺前方境界線の断裂が認められます。

                        ⇒     








また腫瘤周囲には周囲組織への浸潤と思われる
淡い高エコー帯が観察されます。    ⇒     




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 また、下の画像では腫瘤周囲の組織が、腫瘤に向かって「ひきつれる」ように観察されます。
 これは、腫瘤の浸潤によって周囲の組織が引っ張られている結果だと思います。



 後方エコーの減弱は認められませんでしたが、

 縦横比の高い腫瘤として描出されること、

 明らかな浸潤性の腫瘤であること、

 腫瘤周囲は不整形、粗雑で、内部エコーは非常に低いこと、

 腫瘤周囲の境界不明瞭な淡い高エコー帯が観察されること、



 などの理由から、浸潤性の悪性腫瘍(硬癌?)とレポートしました。



 もちろん、術後病理の結果は「硬癌」でした。