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   多房性に隔壁を持った境界明瞭なのう胞性腫瘤として描出され、内部は無エコーを示す。


   出血や感染がある場合、無エコーではなく低エコーを示す事がある。


   ドップラ法で腫瘤内部の液体の移動が観察される。






  胎生期の未熟リンパ節が、他のリンパ節や中枢のリンパ管に接続できずに発育したモノをリンパ管腫という。



  その為、リンパ液を持った独立した腫瘤として成長し、その過程で分画されたのう胞状の腫瘤になる。
  腫瘤内部は大小複数のリンパ腔から構成される。



  腫瘤全体を観察すると、一つののう胞性腫瘤の内部に多数の隔壁が認められる。
  この隔壁によって分けられた大小のリンパ腔は、それぞれ交通していて
  ドップラ法を用いながら腫瘤に圧迫を加えると、内部の液体が圧力の差によって流動し
  それをドップラ信号として捕らえる事ができ、超音波上リンパ管腫を同定する際の有力な情報になる。



  通常、リンパ管腫内部は無エコーで描出されるが、出血や感染を伴う場合、
  その内部は不均一な低エコーとして描出される。
  その場合でもリンパ腔と他のリンパ腔との間で、液体の流動が確認できる。





    一部で出血を伴うリンパ管腫