超音波検査室 >> 実際の症例 >> 頚部領域 >> その他
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 0歳 3ヶ月 男性


  生後3ヶ月の男の子の右頚部に膨隆部に母親が気付き、外来を受診された患者様です。
  見ると明らかな左右差を認める右顎下部の膨隆が確認できます。



  乳腺用の高周波のプローブを用いると、1つの隔壁を持つ腫瘤性病変の内部に多数の隔壁が認められ
  多くのリンパ腔の集族が観察されます。



  腫瘤内部のリンパ腔のほとんどは無エコーで観察されますが、一部で実質エコーを伴うリンパ腔も確認できます。
  一部で出血を伴っていると考えられました。



  実質エコー部は顎下腺かもしれない、、、と疑いましたが
  別の位置に顎下腺が認められ、実質エコー部は出血であると考えました。



  ドップラー法で確認すると、動脈や静脈の波形と違う、圧力をかけた時にだけ認められるドップラー信号を認め
  内腔の交通が確認できました。



  以上の所見から、一部出血を伴ったリンパ管腫と判断しました。